追記: 2018/3/11
Dirty Unicorns 12 (Android Oreo 8.1)のオフィシャル版がリリースされました。最新版のファイル一覧については、こちらの記事をご参照ください。


FreeBSDからAndroid端末にADBで接続するでは、FreeBSDマシンからAndroid端末にADB経由でアクセスできるようにしました。これで、adbコマンドを用いて、Android端末との間でのファイル送受信や、端末上でのシェルコマンド実行などが可能になったわけです。本記事では、本来の目的であった「カスタムROMのインストール」に必要なファイルを整理し、これらをダウンロードします。

引き続き、ターゲットとするAndroid端末はNexus 6として説明していきます。

Nexus 6向けのカスタムROMは、XDA DevelopersのNexus 6関連フォーラム(Nexus 6 Android DevelopmentおよびNexus 6 Original Android Development)にアクセスすると、さまざまなものが開発されていることがわかります。もっともメジャーなのは、もともとCyanogenModという名前で開発され、現在はLineageOSと呼ばれているカスタムROMだと思います。しかし、残念ながら本記事執筆の時点(2018/2/18)で、Nexus 6向けにはNougatに相当するバージョンが最新のようです。

せっかくなのでOreoにしたいと思い、さらに調査したところ、Dirty UnicornsAICPというROMが、比較的メジャーなものでOreo相当であることがわかりました。本記事では、Dirty Unicornsをインストールすることにして、以下説明していきます。

通常、カスタムROMをインストールするためには、以下の3つのファイルが必要です。(さらに、ルート化する場合には、あとの2つを加えた5つのファイルが必要。)

後の利便のため、ダウンロードしたファイルを適当なディレクトリにまとめて格納しておきましょう。ダウンロードしたファイル一覧は以下のようになります。

$ ls -1
Magisk-v15.3.zip                                 # Magisk
MagiskManager-v5.6.0.apk                         # Magisk Manager
du_shamu-v12.0-20180214-1231-RC.zip              # カスタムROM
open_gapps-arm-8.1-nano-20180115-UNOFFICIAL.zip  # OpenGApps
twrp-3.2.1-0-shamu.img                           # カスタムリカバリ

参考文献

  1. Dirty Unicorns, https://dirtyunicorns.com/
  2. Android Ice Cold Project, http://aicp-rom.com/
  3. TeamWin - TWRP, https://twrp.me/
  4. The Open GApps Project, http://opengapps.org/
  5. Magisk - Root & Universal Systemless Interface, https://forum.xda-developers.com/apps/magisk/official-magisk-v7-universal-systemless-t3473445