Android端末には、一定時間操作を行なわないと自動的に画面を消灯する機能があります。みなさん、スクリーンタイムアウト(画面消灯までの待ち時間)はどのくらいに設定していますか?

長くするとバッテリの無駄な消費が心配です。しかし、短くしすぎると少し操作しなかっただけで画面が消灯してしまい、使い勝手が良くありません。画面消灯後すぐに端末ロックをかけるよう設定している場合はさらに、たびたびロック解除操作を行なうハメになってイラッときます。(注: Androidに備わっているSmart Lock機能を用いることで、たびたびロック解除操作を行なう必要性は緩和できます。)

バッテリセーブと利便性を考慮して、1分くらいまでに設定しているかたが多いのではないでしょうか(完全な想像ですが…)。それでも、状況によって、画面消灯までの時間を長くしたり短くしたいことがあります。たとえば、電子書籍を読んでいたり、動画を見ているときなどは、画面操作をしなくても消灯しないようにしたくありませんか?

そこで本記事では、KinScreenというアプリを紹介します。本アプリは、端末に搭載されているセンサを活用し、状況に応じてスクリーンタイムアウトを細かくコントロールします。また、スクリーンタイムアウトの制御に加えて、特定の状況で自動的に画面をオンにすることもできます。

では、画面をまじえながら機能を説明していきたいと思います。アプリを起動すると以下のような画面になります。基本的にアプリの画面はこれ一枚だけで、とてもシンプルです。ご覧のように、グリーンとグレイの部分に分かれており、

となっています。

KinScreen - 起動画面

使い始める前に、端末を水平かつ振動のない場所に置いて、センサのキャリブレーションを行なってください。一度行なうと、本ボタンは表示されなくなります。(注: 画面左上のメニューから再キャリブレーションを行なうことも可能です。)

キャリブレーションが終わったら、各種条件設定の部分(グレイ部分)について見ていきましょう。グレイ部分全体をとおして、

です。

所定の条件で画面を自動的にオン

まず、画面が消灯している状態から、画面を点灯させる条件の設定です。(下図)

KinScreen - 画面オン

おすすめ条件:

所定の条件で画面のオン状態をキープ

次は、画面点灯をキープさせる条件の設定です。(下図)

KinScreen - 画面オンキープ

おすすめ条件:

所定の条件で画面を自動的にオフ

その次は、画面が点灯している状態から、画面を消灯させる条件の設定です。(下図)

KinScreen - 画面オフ

おすすめ条件:

追加オプション

最後は、その他の追加オプションの設定です。(下図)

KinScreen - 追加オプション

ロック画面でも同様に点灯/消灯の条件を適用する、および画面点灯/消灯時に端末をバイブさせる設定ができます。

以上、ざっと機能を見てきましたが、かなりいたれりつくせりで条件がそろっているのではないでしょうか。興味をお持ちのかたはぜひお試しください。本アプリを使用してスマートフォン、タブレット端末をよりいっそう便利に活用いただければと思います。

参考文献

  1. 端末が自動的にロック解除されるように設定する, https://support.google.com/android/answer/6093922
  2. KinScreen 🥇 Most advanced screen control, https://play.google.com/store/apps/details?id=com.teqtic.kinscreen