2015年2月から、メインのスマートフォンとしてNexus 6を使っています。もう、まる三年以上経っているのでしようがないのですが、バッテリのへたりがひどいです。バッテリ残量が50%を下回るくらいから、画面ロックを解除したり、アプリを起動したり、といった、急に負荷がかかる操作をすると、まだバッテリ残量が十分あるにもかかわらず、突然電源が落ちるようになってしまいました。
本当は新しい端末に切り替えたいところですが、最新のリファレンス機は日本では発売されていないし、ほかにこれというものも見つからないので、バッテリの交換をしてNexus 6を延命しようかと思っています。でもその前に、実際のところ、どのくらいバッテリが劣化しているのかを確かめておきたいと思います。
「android バッテリ 劣化」でGoogle検索してみると、AccuBatteryというアプリがヒットしました。さっそくGoogle Playにアクセスしてみると、タグラインには、
AccuBatteryは、科学に基づいてバッテリーの健康維持、バッテリーの使用状況情報の表示、バッテリーの容量 (mAh) の測定を行います。
とあります。
「バッテリーの容量(mAh)の測定」、これがやりたかったことです。ほかにも、バッテリ消費の激しいアプリをリストアップしたり、充電完了までやバッテリ切れまでの所要時間を推定したり、といった機能もあります。が、「バッテリの健康度(現在のバッテリ容量)の測定」が特に魅力的だったので、さっそくインストールしました。日本語の紹介記事(例えば、下記の二つ)もあって、メジャーな感じがします。
もっとも興味深いのはバッテリの健康度ですが、他の機能も含めてざっと紹介します。
また、以下に紹介する機能に加え、AccuBatteryにはバッテリの劣化防止をサポートする機能があります。具体的には、指定した残量(デフォルトでは80%)まで充電が完了すると、アラーム音やバイブなどで、充電ケーブルを取り外すようお知らせしてくれます。就寝前に充電を開始して起床時にケーブルを外す、といったスタイルのかたには役立ちませんが、デスクワークなどの間に充電する場合にはうれしい機能ではないでしょうか?
充電中
設定した残量(%)までの充電に要する時間の予測や、現在の充電状況がリアルタイムで表示されます。
放電中
残り使用可能時間(使用実績ベース、画面オン、画面オフ)に加え、アプリごとのバッテリ使用量、放電速度などが表示されます。
健康度
このアプリのメイン機能です。バッテリの健康、バッテリの劣化、バッテリ容量の三つの情報が表示されます。
バッテリの健康(下図左)
充電履歴にもとづき、現在の推定バッテリ容量を表示します。これによって、バッテリがどの程度劣化しているかがわかります。
バッテリの劣化(下図中)
充放電によるバッテリの劣化(サイクル)を一日ごとに表示します。
バッテリ容量(下図右)
「バッテリの健康」で表示される、現在のバッテリ容量を推定するために用いられた、一回一回の充電終了時のバッテリ推定容量がプロットされます。
このグラフの横軸は充電完了(%)ですが、ちょっとわかりにくいかもしれませんので補足します。これは、充電終了時のバッテリ残量(%)ではなく、何%分充電されたかという意味のようです。たとえば、20%から80%まで充電した場合は、この値は80%ではなく(80-20 =) 60%となります。
図左 図中 図右
やはりといえばやはりなのですが、このアプリを使ってみて、バッテリがかなり消耗していることがわかりましたので、安心して電池交換できそうです。
参考文献
- AccuBattery - 電池 バッテリー, https://play.google.com/store/apps/details?id=com.digibites.accubattery
- Androidのバッテリー劣化チェックにはAccuBattery, http://wicachi.com/archives/2017_03_13_1064891349.html
- スマホのバッテリー寿命を伸ばそう, http://katsu-blog.hatenablog.com/entry/2017/01/27/190000